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お茶の歴史

日本の煎茶は緑色をしています。

理由はその製法によります。「蒸し」て 発酵(酸化)を止めるため、水色(お 茶の色)は鮮やかな緑に発色し、深い うまみが生まれるものです。

一方、ボトル缶飲料の登場で、すっ かり有名になった中国緑茶の製法はも うすこしワイルドだ。400度とも5 00度ともいわれる高温の鉄板の上で、 ざっざっざと、茶莱を両手で豪快に 「妙る」のです。いわゆる釜妙りです。

結果、 水色は黄金色にきらめき、芳しく匂い 立つ風雅なお茶が生まれていく。同じ 緑茶でも味の日本茶、香りの中国茶と いわれる所以は、そこにある 日本茶と言えば一般的に緑茶だけだ が、中国茶はもうすこし複雑である 発酵(酸化)を加減したり、後発酵や ら陪煎などさまざまな過程を経ること で、緑茶・白茶・黄茶・背茶・紅茶・ 黒茶と鮮やかに色別されます。

これが中 国六大茶である姉 日本の緑茶が、製法は違えど、不発 酵のお茶というのは、中国緑茶と同じ で、英国、インドの紅茶もまた、製法 だけでいえば基本的に中国茶の紅茶と 変わりません。すべてのお茶が、発酵度 合いという視点から見れば、この中国 六大茶に分類されます。

周知のコトかもしれませんが、これら のお茶はすべて同じ木から生まれる 日本茶も中国茶も紅茶もすべて、モト は同じ茶棚、同じ茶葉です。

国内での日本茶の消費量が最大 になったのは1960年代のことです。

その後、高度経済成長によって、輸入が 拡大し、一般家庭までが身近に、海外 製品と「関わり」をもつようになりました。 お茶もしかりです。

まずは紅茶の輸入量 が増え、帥年代には「お酒落なお茶」 としてすっかり家庭に定着した。 伊藤園とサントリーが缶入りウーロン茶を 販売、その後は健康茶ブームが起き、 やがて中国茶が台頭することになりました。

500ミリ以下のペットボトルが認 可されたり、保存技術などが進むこと で、それまで不可能といわれていた緑 茶や、温かいお茶までもがペットボト ルで登場。日本の街角では、ありとあ らゆるお茶が、まるでジュースのよう な感覚で簡単に飲めるようになっていきました。

1歩間違えば飽和状態ともいえる、 費沢なお茶環坑にある現在のニッポン向 しかし、どうもホントの意味での「自 分のお茶」を、人々は見つけ出せてい ないような気がします。

そこで、新 しいお茶選びを提案してみたいと思います。それ は「からだから発想するお茶選び」です。 中国では世の中のすべてのものに陰 と陽があると考えられています。険(体 を冷やす作用)と陽(体を温める作用)、 さらにそのどちらでもない「平」とい う作用です。これを陰陽説といい、同じく 「お口に入れる」お茶にも、まさにそ の陰陽の法則は当てはまります。

中医師の幸井俊高先生に聞いてみました。 「日本茶も中国茶も英国紅茶もそもそ も同じ茶葉から作られています。発酵(酸 化)の度合いや製茶の方法で味と香り は違い、陰陽の性質も発酵(酸化)の 度合いによって変わってきます」。

つまりこういうことらしいのです。 録・膏・白・黄の4つは体を冷やす 「満熱」のお茶で、紅・黒の2つがそ ういう変化を起こさない「平」のお茶 これは日本の煎茶や抹茶、英国の紅茶 にも当てはまる方程式です。例えば、冷え 性には「平」の性質をもつ紅茶に「体 を温める」ナッメを、鼻や喉の炎症に は「澗熱」の性質を持つ白茶や青茶に ペパーミントを加え、お茶を飲むこと で、症状を改善してくれるます。

お茶にはそんなチカラがあるのです。だっ たら、それを使わない手はない。いや になるくらいストレスが多い日々の私 たちのQOL(クォリティ・オ雨フ・ラ イフ)を、快適&軽快にサポートして くれるモノです。それが、自分のからだに 合ったオーダーメイドのお茶です。 気軽に飲め、おいしくて、できれば見 た目にもキレイなほうがいいですよね。

次ページに紹介するお茶の飲み方は、 中医学による『食べ物がもつ特性」を 生かしたアレンジによるものです。毎日何 気なく飲んでいたお茶が、少しの工夫 で自分の体調を整える「他」のお茶に 早変わりします。

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